さぎさか歯科|浜松市中央区佐鳴台の歯医者さん

さぎさか歯科|浜松市中央区佐鳴台の歯医者さん。インプラントや顎関節症治療など

インプラント治療は失った歯の代わりに顎の骨に直接、チタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着して、歯の機能・かみ合わせを回復する治療法です。顎の骨とインプラントが結合し、噛む力や耐久性も元通りになるので、入れ歯ではうまくいかなかった機能回復が可能です。また、見た目も天然の歯と同じ様に見えるため、大きなお口で笑えるなど自信の回復にもつながります。

インプラント治療法

インプラント治療には、他の治療方法にはできない様々なメリットがあります。見た目も天然の歯とはほとんど見分けがつかないほど美しく、天然の歯に近い咀しゃく能力を持つ等、患者様の歯に変わる「第2の永久歯」として活躍してくれます。

ブリッジの場合は健康な歯を削って治療しますが、インプラントは健全な歯を傷つけることなく治療をおこなうことができます。
数本のインプラントに支えられるブリッジかクラウンにより、機能と顔立ちが回復します。また、入れ歯を固定するための金属のバネによる違和感はもちろんないため、見た目も機能も非常にすぐれています。
5本あるいはそれ以上のインプラントによりフルブリッジを固定します。入れ歯のような煩わしさ、不便さから解放されます。

顎の骨が少ない場合の治療法

歯を失ってから時間が経過していると、周囲の歯槽骨が吸収され、インプラントを埋入しても骨から露出してしまいます。そこで、骨がないときはGBR法(骨誘導再生)などの方法を利用してインプラントを埋め込めるようにします。
まず自家骨(ドリルで切削中に集めた骨や顎の部分から削った骨)を移植し、骨移植後にその部分をカバーするように特殊な膜で覆います。個人差はありますが、4~6ヶ月で歯槽骨が再生され、インプラントの安定性が確保されます。

インプラント治療における最新機器

■サージボーン
インプラントにおいて顎骨が著しく減少している場合、上顎洞挙上術や骨移植術などが必要とされる場合が多々あります。通常は骨切削用のドリルを使用しますが、ドリル切削では様々なリスクが伴います。しかし、このサージボーンは超音波振動によるピエゾサージェリー法(Piezo Surgery)を実施する手術用医療機器で、切削部分の長さ・深さを正確にコントロールでき、非常に精密な骨切りを可能にします。軟組織に損傷を与えずに施術が可能になり、安全でしかも術後の腫れがかなり軽くなりました。

■CGF(Concentrated Growth Factors)再生療法
「メディフュージ」という供血用遠心機を使用することで、血液中の血小板や赤血球が分離されます。これは患者様から採血した血液に添加物(抗凝固剤や凝固促進剤など)を一切加えずに作製できる完全自己血液由来のフィブリンゲルです。感染リスクが高い凝固剤を添加せず、完全に自分の血液のみから作られるため安全です。採血してからこの供血用遠心機で短時間でゲルを取り出します。自分の骨を移植する自家骨移植と比べると血液採取の針の痛みだけなので、骨移植のような痛みもありません。
このCGF再生療法はインプラント治療など骨を増やす手術をする際に大きな効果を発揮します。次世代の血小板濃縮フィブリン製剤として、歯科分野や再生医療分野での応用が大変期待されています。

他の治療との比較

失った歯を取り戻すには、インプラント以外にも様々な方法があります。それぞれの治療法の利点・欠点を比較した上で、患者様にあった治療法のご提案をさせていただいております。

  ブリッジ 入れ歯 インプラント
 


固定式であるため、装着しても違和感があまりない。
人工の歯の材料を選択することにより天然の歯と遜色のない審美的な修復が可能。
大きな欠損でも対応が可能。
隣の歯を削る必要がない。(削る替わりにバネで固定する場合もある。)
ブリッジでは対応できない大きな欠損に有効
天然歯のように顎の骨を固定するので、違和感がなく噛むことができる。
噛む力は天然歯の約80%回復することが出来るので。硬いものを噛むことが出来るようになる。
隣の歯を削る必要がない。
見た目が天然歯に近い。
良く噛めることで全身的な健康にも良い影響を与える。


ブリッジを支え、固定するために、たとえ健康な場合でも隣接する歯を削る必要がある。
支えになる歯には大きな力がかかり、将来的にその歯を失うことの原因となる場合がある。
ブリッジの橋の部分の下部の歯肉との間の部分に食べカスがつまり、口の中が不衛生になりやすい。
空気がもれて発音が困難になることがある。

バネによる周囲への負担が大きい。
噛む力が健全な状態に比べて30〜40%くらいになる。
取り外して手入れをする必要がある。
すぐにガタつきやすい。
口の中に違和感を感じやすい。
食べカスが挟まって口の中が不衛生になりやすい。
インプラントの顎の骨に埋め込む手術が必要。骨がないときはGBRなどの方法を用います。
全身の疾患がある場合には治療が出来ない場合がある。また全身の疾患の問題だけでなく、埋入部の局所的な問題で無理な場合もある。
インプラントを維持するためには十分な口腔衛生の管理を定期的な検診が必要である。



天然歯のように顎の骨を固定するので、違和感がなく噛むことができる。
噛む力は天然歯の約80%回復することが出来るので。硬いものを噛むことが出来るようになる。
保険適用材料を使用する場合はその保険点数内。
使用材料による保険適用外のものは自由診療となり高額となる場合もある。
インプラントは保険適用外であるので自由診療となる。
手術の難易度、埋入本数等により必要な費用が算定されます。

インプラントのリスク及び副作用について

インプラント治療には、以下に挙げるようなリスクや副作用があります。治療に際してはしっかりとご説明し、ご納得いただいたうえで治療に臨んでいます。ご不安な点があればお気軽にお尋ねください。

手術後の出血、腫れ、痛み インプラント手術は外科的な手術であるため、手術後には軽度の出血や腫れ、痛みが生じることがあります。通常は数日から1週間程度で改善されますが、術後の適切なケアが必要です。
全身疾患 糖尿病の方は高血糖が歯周病を進行させ、インプラント治療に対するリスクを高めることがあります。インプラント治療を行う前に、糖尿病の管理が必要であり、適切な血糖値のコントロールが行われていることが望ましいです。また、循環器系疾患、免疫不全状態、骨粗鬆症など全身疾患に関わる場合は、歯科医師とよく相談し十分は検討が必要です。
神経損傷 インプラント手術の際に、神経を損傷してしまうことがあります。そのため、歯や口の感覚が鈍くなることがあります。神経損傷が生じた場合、通常は数週間から数か月で回復しますが、中には長期的な影響が残る場合もあります。手術前にはCT等にて正確な情報を得たうえで行います。

※インプラントは公的健康保険対象外の自由(自費)診療となります。

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